行き着く先

日記

いろいろな挑戦をさせていただきました。
人工透析中のベッドで天井を見上げ。
年老いていく親の背中を見つめ。
なにかしなければいけない。
自立していかなければいけない。
どうにかして稼ぐ手段を作らなければいけない。
この体でもできることはなんだろう。
そんなことを考えていた。

どうしても対面は難しくて。
急にめまいがしたり、急にきつくなったり。
自分でも予測できない体調の変化があったりして。
体が動く頃の感覚で、体が動くからこそできる仕事しか思いつかなくて。
でも、対応している時に急に体調が悪くなってお客様にご迷惑とご心配をおかけするのが怖くて。
それでもなにかできる仕事はないこと考えて。
社会や人の役にも立ちたいし。
自分自身が食べていかなきゃいけないのもあるし。

それでも人は支えて励ましてくれた。
ネットショップを始めたら購入して応援してくれて。
とてもうれしくてありがたくて。
だけど仕入れとか未熟だからどうしても市場価格より高額になっちゃって。
でも、それを知っててそれでもみんな買ってくれて。
うれしい反面、善意で儲けているような後ろめたさもあった。
こんなにお世話になっている人たち、本当はもっと安く購入できるのに。
この人達に安く提供したい。
けど、手数料もあるし稼ぎは必要だし。
誰も何も言わずに笑って応援してくれることがうれしくてうれしくて、だけどもっと納得のいくお仕事はできないのか。
ずっと考えていた。

ねこ姫さんがおばあちゃんがリハビリで作った雑巾を売らせてくれたり。

自分のハンドメイド作品を売らせてくれたり。

自分ではなかなか使わないけど使用感は知りたいからりちゃことさちこに送ってモニターしてもらったり。

作ったねこ姫さんに儲けてほしいのに、ねこ姫さんは僕に商売をさせたいからって作品を送ってくれて。

「儲け」という部分が一番難しいですね。
転売とか批判されたりもしますが(一部の高額商品などは異常だと思いますが)言うなれば物を売る商売は転売なわけで。
商品を仕入れて、コストと儲けを加算して販売して儲けていくわけで。

そんな中、今たどり着いたのはネットのコンシェルジュ的なお仕事。
必要なものを必要な人に案内する。
そして、手続きの代行が必要な方にはその代行をして、代行の手数料をいただく。
その手数料の金額も、1,000と販売価格の5%の高い方をいただくとはっきり明示することで、自分はこのお仕事の対価としてこの金額をいただいていますという「儲け」の部分をはっきりと提示できることで商売がしやすくなった。
なんか支えていただいてることがうれしくて幸せな反面、いつも支えてくれる大切な人からコソコソいくらか儲けてるという罪悪感のようなものも生まれていたけど、それがなくなった。

これからも必要なものが必要な人に届くようにお手伝いをしたいと思う。
自分でできる人は、自分でしていただく。
紹介だってする。
それだと自分にお金は発生しないけれど、でもそうやって誰かと誰かをつないで幸せにできたらそれはそれでいいじゃない。
幸せなことじゃない。
そして、お手伝いが必要な方にはお手伝いをする。

世の中にはいると思うの。
あれを食べてみたい、あれを使ってみたいけど、買い方がわからない。
生産者さん直送の商品がほしいけど、自分で購入の連絡はしにくい。
そういう人に、商品代はいくらで、送料はいくらで、手配する手数料として僕がいくらいただきますよ、と明確に提示できる形が、僕には向いているようだ。

これで食べていけるのか。
結局行き着く先がどこになるのか。
それはわからない。
でも、今の形が一番商売をしていて気持ちがいい。
頑張って、続けていこうと思う。

人と人とをつないで、人を笑顔にしたい。
そういう応援をしていきたい。

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